3月22日は、国連が定めた「世界水の日」です。
1992年にブラジルで開催された地球サミットで「アジェンダ21(21世紀へ向けての行動計画)」が採択され、その中で「世界水の日」を制定するように勧告されました。それを受けて、1992年に開催された国連総会において、毎年3月22日を「世界水の日」とすることが決議されました。
降水量が多く、水道も広く普及している日本とは、かけはなれた厳しい現状に直面している地域が、たくさんあります。
世界では約9億人もの人々が、汚れた水しか飲むことができないといわれています。あまりにも多くの人々が、透明な水さえ手にすることのできない生活をしているのです。
「世界水の日」は、水不足に悩む国々に対して、どうしたら安全できれいな水を届けることができるのかを考えるきっかけとなる日として、世界中の様々な国で、水の大切さを知ってもらうための会議やセミナー、展示会が開かれています。
水は、あらゆる生物の活動の源であり、人間は水なしでは日常生活や経済活動を営むことはできません。
人間の歴史は水の恵みのもとで始まり、水に支えられて発展してきました。
このような水の大切さを、私たちはともすれば忘れがちです。
多くの人が豊かで潤いのある生活を送るためには、一人一人が水の大切さを自覚し、その貴重さを踏まえた行動を重ねていくことが必要なのではないでしょうか。
そのための“きっかけ”となるような情報を、川を愛する会でも発信していければと考えています。